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2010年7月の記事

2010年7月17日 (土)

【平成の大合併】と【地域色】/大雨災害(床上・床下浸水)の山陽小野田市厚狭地区から

今回の大雨災害のあった、山口県山陽小野田市厚狭にお住まいの方から詳報を。
また、同じ山陽小野田市の「旧小野田市」の方からも話を聞く。
そこで話題になったのは、「平成の大合併」について。今回災害のあった厚狭地区は、以前の厚狭郡山陽町(=現在の山陽小野田市)である。

その厚狭郡山陽町と、隣接する小野田市(セメントなどの工業都市として有名)が合併して誕生したのが、「山陽小野田市」。
それで、旧小野田市の方から「マスコミが【山陽小野田市】って連呼するもんだから、市全体が水没したような伝わり方をして。各方面から『お前んところ、大丈夫か?』って連絡が多かった」。

これが以前だったら、「厚狭郡山陽町」として報道されるので、「小野田市」が大きな災害を受けたとは受け止められない。
が、「山陽小野田市」になると話は別。
まぁ、そこで「心配されているんだから、心配されないより、幸せじゃないですか」という話にもなったが、
「これも合併して、地域(地元)というのを伝えにくくなった」という結論に。

正確に報道するのであれば、せめてテレビのテロップは【山陽小野田市厚狭】まで入れて欲しかった(入れている報道機関も)。

その地域の「地名」というのは、ちゃんと意味があるのだから。

http://twitter.com/kitao777


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2010年7月12日 (月)

【サッカー日本代表・岡田監督】が気付かせてくれた「主体性」/サッカーW杯・南アフリカ大会と「ひとづくり・くにづくり」

サッカーW杯2010・南アフリカ大会は、スペインの優勝で幕を閉じた。

さて、今回のサッカーW杯と国際競争の関係は近いものがある。

欧州の強豪や南米の古豪が負けて衝撃が走るのは、技術力で圧倒的地位を占めていた日本と一緒。
既に世界は、組織・コスト・総合力で勝るチームが有利。
産業界の韓国や中国のメーカーがそれ。
生粋のサッカーファンには笑われるかもしれないが、
これが現実なのだ。

では、日本のサッカーはどうだろう。ようやく「時流」に乗りつつある。
それは様々な産業において、国際競争力を着々と強める韓国や中国と同じように。
理想は、サッカーも産業も強い、ドイツなのだろうか。
イングランドやフランス、イタリアのような、旧態依然にならないためにも、さらに高みを望む。アメリカも日本と似ている。

欧州の列強が衰退し、日本やアメリカが台頭するそれは、まさに司馬遼太郎の【坂の上の雲】と同じである。
サッカー日本代表の岡田監督が掲げた「W杯ベスト4」は「坂の上の雲」だが、確実に近付きつつある。
日露戦争で世界が驚いたように、決勝トーナメント進出で世界を驚かせた。中身や手段はどうであれ、結果が全てである。

一定の結果を出したサッカー日本代表チームや岡田監督に対し、賞賛が大半を占める中でも、批判も少なからずある。
それはそれで良い。
特に、オシム前監督の賞賛と批判が入り交じった評価は痛快で巣晴らしい。

私は岡田監督を、一つの理想のリーダー像だと捉えている。何故ならば、旧来の監督とは違う部分に着目しているからだ。

旧来の監督・リーダー像は、強力な指導力とリーダーシップでチームを牽引し勝利へと導くのが主とされてきた。
が、岡田監督は違った。

【気付き】だ。
選手たちが気付き、主体的に能動的に動いたのだ。
これを熱烈なサッカーファンや一部評論家は「無能」や「監督不用」と批判する。私はそれは違うと考える。

それぞれが「主体性」を持って行動し、気付き合う集団・組織ほど、強いものはない。
岡田監督は、我々日本人、そして日本という国に対して、それを気付かせてくれたのである。

http://twitter.com/kitao777


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2010年7月11日 (日)

【NEWS23X(クロス)の松原耕二キャスター】との「縁」。(私と下関と山口銀行と…笑)

現在、毎週月曜~金曜日に放送されている、TBS系テレビのニュース番組「NEWS23X」(ニュース23・クロス)。

「筑紫哲也 NEWS23」の時代から観続けている(22時台は「ニュースステーション」)番組だが、現在キャスターを務められている松原耕二キャスターと、Twitterを介してダイレクトに遣り取りをした。
下記、その遣り取り。

【 私 @kitao777 から 松原キャスターへ 】
明日(今日)も頑張って下さい。いつも「NEWS23x」を拝見しています。同じ「山口県」に縁ある者として、応援しています。 QT @matsubarakoji 選挙の資料を読みこむ。さあ、あすの出口調査がどうなるか。
実際のログ(http://twitter.com/kitao777)

【 松原キャスター @matsubarakoji から私へ 】
@kitao777 ありがとうございます。下関市の父の実家で生まれ、その後も夏休みには帰省したものです。山口銀行の頭取をつとめた田中耕三さんと父が同期で、私の名前の耕二も田中さんの名前からいただいたものです。そこには父の思いがあって、そのことはずっと後、社会人になって知りました。
実際のログ(http://twitter.com/matsubarakoji)

ということから、松原耕二キャスターと山口県下関市、そして山口銀行との「縁」を知ることができたのだ。
何気ない遣り取りだが、「Twitterならでは」というコミュニケーションだろう。

個人的には、せっかくのご縁なので「哲学カフェ」にもゲストにお越し頂きたい。
そして、10年前の就職活動で、TBSを受験した際(アナウンサーで…)に【面接官】だったのは、まさにその人【松原キャスター】(当時、「ニュースの森」キャスター)だったのだ。

(まぁ絶対に、松原さんは覚えていないだろう…笑)

■松原キャスターのコラム(ほぼ日刊イトイ新聞)
http://www.1101.com/watch


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2010年7月 5日 (月)

【山口・下関「清末」地区と大分・豊後高田】/周防灘を介した「清末藩」と「昭和の街」の地名物語

今日は、大分県豊後高田市の地元の魚市場「高田魚市場」さんを訪問。とても勉強熱心な社長の桑原さんとの打合せ・現場見学を終え、今や全国区となった「昭和の街」をご案内いただく。その道中、新町通り商店街にある【二代目餅屋清末 杵や】(清末餅店)を訪問。

高田魚市場の桑原社長より店主の清末浩一さん(桑原社長と同級生)をご紹介いただく。清末さんは、大分県商工会議所青年部連合会の「ニュービジネス事業部」の理事会事務局長を務められている。

清末さんと桑原さん、そして同行スタッフと私・北尾の4人で、地域づくり・まちづくり・地域活性化の話題を盛り上がる。やはり【よそ者・若者・バカ者】が重要だと共通認識。

清末さんとは絶妙に話が噛み合い、新卒採用の面でも、これまでとは違ったアプローチでも、まちづくり・地域活性化につながるのではないかと。それは「ひとづくり」の面で。キーワードはやはり「よそ者」。

今回の結論は「ひとづくり」だったが、今後も交流を深めていくことを確認し、「杵や」を後にする。途中まで見送ってくださった清末さんが「北尾さんのご実家は下関なんですよね。【清末地区】ってあるでしょ」。

清末さん「私たち【清末姓】は、ここ豊後高田がルーツなんですが、江戸時代に、山口の長州毛利氏に仕えて【清末藩】ということで、その地を治めていたんですよ」。北尾「えっ、じゃあ清末さんはその末裔?」

清末さん「まぁ、そういうことですかね。どうやら江戸時代後期に『お家騒動』があって、一族すべてが跡形もなく、豊後高田に引き揚げたそうです。だから、下関で【清末姓】を名乗る人はいないんです」

ということで「清末」という地名は、豊後国の高田にある「清末姓」の名が由来なのである。その一族は下関にはおらず、ルーツの豊後高田にいる。その末裔が、【昭和の街】の発起人メンバーの一人なのだ。

http://twitter.com/kitao777


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2010年7月 3日 (土)

第5回 【哲学カフェ・下関】 井戸端サークル@しものせき 開催リポート

第5回 【哲学カフェ】井戸端サークル@しものせき が、
無事に終了いたしました。

● 開催日時 ●
2010年7月3日(土) 19:00~21:45 (受付開始18:45~)

● 会 場 ●
しものせき市民活動センター 中会議室
(山口県下関市竹崎町4-4-2 ヴェルタワー下関2F)

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▲ 毎回恒例のお土産(お茶請け)紹介コーナー。宇部からは「月待ちがにせんべい」やパティスリーケンジと永山酒造のコラボケーキ「貴」

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▲ 「FM KITAQ」斉藤さんからは自社開発の関門新名物「ごくせん」

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▲ 今回より「ユーストリーム」による生中継を導入。プロジェクターも

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▲ 各地からのご参加に感謝。それぞれの発言に耳を傾ける参加者

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▲ 休憩時間では、ざっくばらんに交流。そして、コーヒーブレイク…

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▲ 手前と奥の二人の「腕組み」にご注目。まさに「考える人」!

今回は、12名の方々にご参加いただきました。有難うございます。
地元・下関から、北九州、宇部、東京からの駆け付けなど、各方面からのご参加にあらためて感謝いたします。

世代も、20代・30代・40代、それぞれほぼ均等でした。
もう少し、「学生さん」の参加があると嬉しいですね。

次回(第6回)は、
2010年7月31日(土) 19:00~21:45 (受付開始18:45~)

会場は、
しものせき市民活動センター
(下関市竹崎町4-4-2 ヴェルタワー下関2F)
の予定です。

詳しくは、 http://bit.ly/byGyUD にて。

● 今回の「お茶請け」(お土産)ダイジェスト ●
・北九州市のフランス菓子「シロヤ」のオムレット
・おにぎり(コンビニ調達?)
・山口県内で買ってきたらしいガム(笑)
・下関遺産まっぷ(唐戸編=これ凄いです)
・ごくせん(たこわさせんべい=下関大丸で販売決定/北九州シティFM・FMKITAQ)
・つる平(北九州市小倉南区)の「ぽんつく」
・「タカキベーカリー」のパン各種
・北九州の「サマーバレンタイン」のチラシ
・宇部市の「月待ちがにせんべい」
・パティスリーKENJIと永山本家酒造場の大吟醸生ケーキ「TAKA」

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2010年7月 1日 (木)

やまぐち定住考(2)【出生率から雇用まで】の明確なビジョンが必要な地方行政

2011新卒採用の最終選考が無事に終了。内定者も確定させる。

受験の就活生の中で、島根県松江市出身の女子大生に「地元で就職しないのか」と質問すると、
「地元に就職先がないんです。島根に定住を考えていた地元大学の学生達は就職先がないので、県外の広島などに出て就職活動をしているんですよ…」と。

「地元で就職をしたい」と考える若者がいるのに、その受け皿となる企業が新卒採用をしていない。

景気が悪いのは理解出来るが、景気を好転させる【人財】を発掘し育むことも必要。今の政治、特に地方行政に求めるのは、出生率から教育、雇用までのビジョンが必要である。

地方の未来にビジョンがなければ、「定住促進」を幾ら訴えたところで、「絵に書いた餅」である。


http://twitter.com/kitao777


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