【人と違うこと、変なことをすると、儲かる】…「アスカネット」に学ぶ、企業飛躍の秘訣(ベンチマークリポート)
西京銀行の「元気企業訪問勉強会」(ベンチマーキング)に参加。
(主催は西京銀行グループのシンクタンク「西京総研」)
今回の訪問企業は、東証マザーズ上場の「株式会社アスカネット」。
広島を代表するIT系ベンチャーの雄である。
■ 株式会社アスカネット
飛鳥写真工芸社として創業、1983年に株式会社飛鳥写真館として法人化。
現在の法人は、写真館の事業部から独立(1995年7月)したもの。
遺影写真加工サービス及びフォトブックデザイン・作成サービスを展開
本社は、広島市安佐南区。2005年4月に東証マザーズ上場
元々は地方の写真館(飛鳥写真館)だったのが、
どうやって東証マザーズに上場し、フォトブック・デジタル写真市場
における「世界的な企業」になったのか。
福田社長との勉強会で、その秘訣(根源)を垣間見ることが出来た。
(勉強会のまとめは下記)
▲ 少子化で小ロット需要。学校アルバムも取扱う。その数「2,000校」!
▲ 自らの人生をアルバムで振り返る。まさに「マイアルバム」
(ちなみに、写真の軍艦はかの「戦艦三笠」!)
▲ インターネットを介し、手軽にフォトブックができる。この技術が強み
■ 福田社長勉強会・要旨
・少年時代のアルバイトから気づいた「人と違うこと、変なことをすると、儲かる」こと
・アパレルチャレンジ成功要因と失敗要因…時代背景とアイデア
・「定番ものをファッションっぽくする。それで成功したのが、ユニクロ」
・写真館時代でのニュービジネス(結婚式全員写真)…気づきの大切さ
・「やってみようと思った人は沢山いるが、やった人は、ほんの一握り」
・遺影写真配信に見る、新規性と成功要因
・「マーケティングとターゲッティングが組み合わさると、10倍以上の効果を発揮する」
・「デジタルへ完全移行するために、写真館の【暗室】を取り壊した。そういう環境に自らを追い込むことで、写真加工(画像)のデジタル技術を修練し、腕を上げた」
・「先行者メリットとは、先行時の猶予期間で、どこまで【シェア】を伸ばせるか」
・「アスカネット」デジタル写真技術を使う取引先/ヒルトンホテル、ザ・リッツ・カールトン、ペニンシュラ、ホテルオークラ、ニューオータニ、テイクアンドギヴ・ニーズ、モバレーゼなどなど。凄い技術力!
・社員意識…興味を持ち、自らイノベーション=「作業員」はいない
・失敗と成功の共有
・お客様に「悪いところ」を見てもらう大切さ=開発意識・共有意識が芽生え、応援してくれる
・社長の仕事=洞察力+やりたいことの明確化+未来のイメージ化+あらゆる広報
■ 社内・工場見学での気づき
・「5S」が行き届いている。環境整備が出来ている
・訪問するセクションごとに、ほとんどの社員が起立して挨拶をする
・社内で行き交うごとに「挨拶」を欠かさない
・作業は、「人間の手」で、検品も「目視」
・デジタル写真技術でも、アナログ工程が必要
・やはり、人間の手作業が一番だとか=これも「技術力」
・社内や工程(工場)の蛍光灯は、昼光色や美術館仕様の色温度を設定
最後に…、
▲ 折角なので「記念写真」。福田社長は気さくに応対してくれた
福田社長、アスカネットさんに感謝。
そして、このような機会を提供して下さった西京銀行(西京総研)さんに感謝。
<余談>
「哲学カフェ・下関」メンバーの @yoshisukek さん(下関・「金子商会」社長)とも偶然一緒(笑)。これも縁だ。
【第7回 哲学カフェ・下関】⇒ http://bit.ly/aFnsYY
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