最後の聖地 ~ミニスカCAがもたらしたもの
今日は、鳥取・境港の経営者と交流。
その中で『米子空港の便数が今春から3倍』という話題に。これまで「全日空の5便だけ」という地方空港の便が、15便の3倍増という異常事態。その背景には、「ミニスカCA」の登場、そうスカイマークの進出がある。
かのドラッカーが語った『高度輸送化社会』の波が、まさに今、この山陰地方(島根・鳥取)に到来している。
高速道路においても、鳥取道・松江道、そして山陰道と、着々と建設。しかも今回、スカイマークが、米子~神戸間わずか「40分」という、画期的な路線を開発した。
これまで「不利」とされていた条件が、ここに来てプラスに作用している。
これは、外的要因もある。例えば、高速道路の整備。日本道路公団の分割民営化により、山陰の高速道路整備は「夢のまた夢」になりかけたところを、国(国土交通省)が直接整備(建設に税金投入かつ通行は無料)するという『新直轄方式』が誕生。これが追い風になり、道路整備が加速している。
また、神戸空港の「国内線ハブ化」の影響も大きい。米子~茨城線おいては、神戸経由である。
全国的なバブルの波にも完全に乗れず、総理大臣(故・竹下登元首相)を輩出しても、志半ばで辞任。最も人口の少ない県(鳥取県)と馬鹿にされて来た「陸の孤島・山陰」も、21世紀に入り、捲土重来である。
ここで、注目しておきたいのは、現在の「不便」な状況から改善された後の状況。まぁ、新幹線(山陰新幹線)の整備は現実問題、難しいとしても、高速道・空路の充実化によって、山陰地方にもたらされる影響はどのようなものか。
今回意外に感じたのは、米子空港に新たに設けられた、那覇便・新千歳便において「アウトバウンド」での利用が多いこと。これからの仮説と検証がより重要になってくる。
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